アロマを臨床に広めた物語(2008年〜) その③

こんばんは


きろんのブログにお越しくださり
ありがとうございます。


前回のblogでは
介護には癒やしが必要だってことを
少し書きました。


介護だけではなく
人のお世話をする人には
まずは自分が癒やされていないと
人を癒やすことができないですね。


身をもって経験してきましたが
わたしと同じように
自分のことよりも他者を優先させる
河島英五流に言うなら(わかるかな〜)
時代おくれの昭和の働き手
多かれ少なかれ
人を癒しすぎて
疲れている人が多いのではと思います。


自分で気づいているといいけれど
働きすぎる人や
周りに気を使いすぎる人は
疲れてる自分に気づかずに
お水がお盆から溢れて
こぼれてからやっと
やりすぎたことに気づくんです。


その時には
身体よりも
こころが辛くなっていて
前に進むこともできず
罪悪感と
劣等感で
ますます自分を追い込み
フェイドアウトするしかなくなる。


心が強い人は
こんなことあるわけないって
思われるでしょう。


みんな誰しも
社会で働いていれば
しんどいこともあるのは当たり前やん
と思われるでしょう。


人と比べることはないのです。


わたしは
あなたは
それで傷ついて
苦しんでいるのだから
そういう状況なんですよ。


心とからだが不調になっても
別に恥ずかしいことではないから
堂々と
不調な自分を癒してあげましょう。


星読みでいうと
わたしの使命は
癒やし手です🌟


傷ついたヒーラーといわれる
きろんを
活動の名前にしたのは
これが人生の目的であり
到達地点だから


アロマセラピーをはじめたのも
必然だった。




前回のブログでは
資格をとって初めて
2005年に病院でアロマセラピーを
取り入れたことを書きました。

しかし
まだその頃は
芳香浴でしか
アロマセラピーはできまぜんでした。


医療には
診療報酬という
サービスに対する対価があります。


アロマセラピーは
日本では民間療法で
精油は雑貨扱いなので
医療で使用しても
患者さんにレセプトとして
請求することは今でもできません。


海外では認められているところもあり
薬局で処方箋からの購入もあるようです。


一部の緩和ケア病院や病棟で
アロママッサージが導入できていましたが
一般病院では
まだまだで
わたしは外部の病院でボランティアとして
アロママッサージをさせていただきました。


さて今回も
2回目に続き
アロマセラピーを医療に取り入れた
訪問看護ステーションでのお話です。

「医療にアロマを広めた物語 その②」では
訪問看護ステーションでのアロマセラピー導入について
書きました。

訪問看護ステーションは看護師が管理者で
指揮運営をしてるので
個人的な活動を
導入しやすいメリットがあります。


自分が
管理者なら
なおさら導入しやすいです。


当然
エビデンスや
リスクマネージメントや
同僚との同じ価値観の構築
経営者への許可は必要です。


導入前に
わたしが最初にやったことは
やはりプレゼンです。



運営会議の時に
少し時間をもらい
訪問看護ステーション職員全員を対象に
プレゼンしました。


病院の中にある訪問看護ではなかったので
こじんまりと部署だけのプレゼンでできました。

その後は
スタッフと一緒に
訪問看護計画書に沿って
アセスメントした部分に対する
対策として
アロママッサージが適しているのか評価します。


エビデンスがあり
利用者の苦痛を少しでも和らげると判断したら
ケアマネージャーや主治医に報告相談し
利用者の元へ行き
利用者とご家族に説明し
了承が得られたら
晴れてそこからメニューに入れます。


訪問するスタッフは
受け持ち制ではないので
スタッフ全員にアロママッサージ方法をレクチャーしました。


今回のアロマセラピーは
足浴とフットマッサージで
深く癒しを感じてもらう目的です。


精神疾患はなかったですが
こころが不安定で
不定愁訴も多かったため
不安が強く
常に誰かがそばにいてほしいという利用者さんでした。


ご家族も始終ついてられないので
少しでも
自己肯定感を持っていただきたいと思い
導入したのです。


フットマッサージは
ゆっくりと
呼吸とともにあるがままに
利用者さんに一方的にマッサージを行うのではなく
共にここにいるというイメージで
マッサージをしていきました。


手の温もりを
お互いが感じられるように意識します。


白癬菌があったのでティートリーの精油で足浴を行い
ラベンダーとローズウッドでフットマッサージ
そのあとはパジャマの上から
全身のマッサージを軽く行います。


週に2回の訪問でしたが
その日によって
不安の大きさは違っていましたが
アロマフットマッサージを心待ちにされるようになりました。


このように
訪問看護ステーションでは
アロママッサージが導入しやすいことがあるので
それが利用者様やご家族の支援になることを
サービス担当者会議などに提案して
始めることができたらいいですね。


費用の問題とかはありますが
そこは事業所ごとに違うので
上司や経営者との相談になります。


アロマが気に入っていただけたら
利用者様が
精油やキャリアオイルを購入されることが多かったですよ💓

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