エサレンの癒しと緩和とリンパドレナージ

こんにちわ

きろんのブログにお越しくださり
ありがとうございます。

前々から
エサレン®️マッサージのことを
ブログやfacebookに書いてましたが
その説明を
いつかしたいな、と
今日になってしまいました。

看護師のわたしがたどり着いた
エサレン®️マッサージは
それなりに意味があることだったのです。

ではでは
長文になりますが
お付き合いくださいませ。

エサレンⓇボディワークとは

           アメリカ・カリフォルニア州にある
           エサレン研究所で生まれた
           全身のオイルトリートメントです。

(※ 海外では
マッサージという言葉も使いますが
日本では
あはき法の中では
特定の資格がないと
「マッサージ」という言葉が使えないので
ボディーワークとか
トリートメントとか
ちょっとわかりにくい言葉を使うしかないんですよね)

寄せては返す波のようなリズムで
ゆったりとした呼吸とともに
「今、ここ」の気づきをもって
あるがままを受け入れ
全体の統合をはかっていきます。

自分の身体は頭、足、というバラバラな存在ではなく
一つに繋がっていること
内臓も骨も筋肉も全て繋がっている
自分の身体であることを思い出させてくれます。

施術を終えると
まるで母親の子宮の中にいるような
胎児期の記憶たどるような感覚が生まれます。

(ここで泣いちゃうお客様もおられました・・)

私の尊敬するマッサージの師(ディーン先生)は
マッサージは旅だと教えてくれました。

わたしもそう思います。

そして、マッサージは人生そのものです。

1人と1人が出会い
繋がり、一緒に今この瞬間を生きること。

また、エサレン®️ボディーワークは
クライアントと施術者を分けるのではなく
共に施術の旅を続ける一期一会のマッサージです。

エサレン®️ボディーワークプラクティショナー

                わたしは
           エサレン®️ボディーワークの
           プラクティショナーの資格を
            2010年に取得しました。

なぜ
エサレンの資格をとったのか。

というと

2006年から
アロマインストラクターとして
病院で患者さまにトリートメントや
芳香浴をしていました。

徐々に
活動範囲を広げ
老人介護施設やデイサービスでも
定期的に
アロマトリートメントの
ボランティアに出かけていました。

ベビーにも
ご近所のお宅まで伺って
アロママッサージをしました。

同時に
そのころは
がんの緩和ケアにも興味があり
看護師として
自分の得意を使って
何かできることがないかなと
考えているうちに

閃いたというか
降りてきたというか

そうだ
マッサージをしよう❗️
と思ったのです。

さっそく
パソコンを開くと
数あるマッサージ資格を取得するサイトのうち
一番に目に入ったのが
エサレン®️マッサージ
という文字でした。

読み進めていくと
なになに・・・
アメリカに行くのか❓

50歳になるまで
海外に行ったこともなかったのに
いきなり
アメリカから始まるの?

どうしよう
怖い
でもでも
そこでしか資格が取れないなら
行くしかないやん!!

それからすぐに
行動を起こしました。

まずは
関西で
エサレン®️マッサージをしている
サロンを探し
施術を受けに行くこと。

そのサロンのオーナーは
現在はタッチ支援センターを立ち上げられた
あとから登場されます
尼崎にお住まいの中川れい子さんです。

お名前をクリックお願いします👆

さらに
認定コースに申し込む前に
体験コースがあるのが分かったので
すぐに申し込み
1回目は神奈川の川崎で
2回目は箱根の強羅温泉での
2泊三日の
体験コースに行ったのでした。

そこで
カルチャーショックに遭い
世界が変わり
生まれたての赤ちゃんのように
見るもの聞くものすべてに
興味津々で
感激して
感動して
ワクワクが止まらなかった🤗

エサレン®️ボディーワークのティーチャーは
外人さんでした!!

この言い方失礼だけど
その頃の私には
アメリカの
外人さんと
こんな身近で過ごすなんてこと
初めてだったから
もうおのぼりさん状態。

これが
最高の恩師
先に書いた
ディーン先生との出会いでした。

英語しゃべれないので
通訳のオーガナイザーでティーチャーの
まこちゃんの
ゆりかごのような通訳か
身振り手振り
アイコンタクト
何から何まで
初めてのことで

エサレンを知って
人生が変わりました。

看護師とか
ケアマネとか
成年後見人とか
現実的なフィールドでしか
立っていなかったけど
みるみる
瞑想のワールドに
引き込まれました。

その後
アドバンスコースや
認定コースに再度加わらせてもらい
渡米は4回も❗️

エサレン®️ボディーワーク認定コース

認定コースの
1期と2期は
国内でしたが
それままた
私にとっては夢の世界。

長野県の
女神山や
山梨の
清里高原。

女神山

初めての体験の連続

初めてのボディーマッサージの訓練

自然の中で
生きるって。。。を味わいました。

見知らぬ人たちと
寝食をともにした
約2週間づつの合宿生活も
看護学校の寮とはまた違う
初めての体験。

そして
3期は渡米し
カリフォルニアの
Big Surというところにある
エサレン研究所での
最終認定コースに突入。

初めての
海外で
国際線の飛行機も初めてで
珍しすぎて落ち着かず💦

サンフランシスコでの
ハイウエイからの景色もびっくり
食べるものはオーガニック
隣に座る人も外人だらけの中で
またまたお上りさん丸出しで
ウキウキしっぱなしだった。

サークルを組んで
語り合うという経験は
看護学校ではしていなかったから
照れるけど
新鮮で楽しかった。

そんな中で
エサレンマッサージの実技試験を行い
晴れて年明けに
認定プラクティショナーになりました。

エサレン研究所とは

             エサレン研究所とは
         アメリカカリフォルニア州のビッグサーの地で
       人間の潜在的可能性を探求・実践する滞在型宿泊施設として
             1962年に誕生しました。

ゲシュタルト療法の創始者、フリッツパールズ
人間性心理学の創始者であるアブラハム・マズロー
センサリー・アウェアネスのシャーロット・セルバー
ロルフィングのアイダ・ロルフなど
各種ボディワークの創始者たちが相次いで滞在し
さまざまな実験的・体験的ワークショップが繰り広げられようになりました。

現在も哲学・心理学・ヨガ・音楽・アートなど
年間500種類ものワークショップセミナーが開催され
非営利の教育センターとして知られており
毎年何万人もの人が訪れています。

研究所があるビッグサーは
眼前に太平洋が広がる風光明媚な場所で
アメリカでは珍しく温泉が湧き出ている所です。

緩和ケアとしてのエサレン®️ボディーワーク

エサレン®️ボディーワークは
痛みのコントロールや倦怠感など
つらい緩和ケアの現場でもおこなわれ
そのタッチは
深い精神的なつながりを大切にしています。

共にいること
私たちは誰もが大切な存在だと気づくこと。

心と身体は繋がっています。

バラバラになっている心と身体の感覚を一つにし
深いリラクゼーションができてくると
血行促進やリンパやの流れをととのえ
本来自らが持っている
自然治癒力を促し
心身ともにより良い状態へと回復していきます。

日本では
エサレン®️ボディーワークが
厚生労働省の認定機関ではないため
すごく残念ですが
医療の中で施術を行っても
点数が取れないため
積極的に取り入れるのは難しい現状です。

米国でのマッサージ・セラピーには
ホスピタル・ベイスド・マッサージという
医療環境下でのマッサージセラピーがあり
リンパ浮腫にも効果が期待できるし
がん末期の緩和ケアとしても
カリフォルニア州などでは
医療の中で重要な役割をになっています。

その現状と
技術を知りたいと思い
お願いして
実際に病院の病棟で
ホスピタル・ベイスド・マッサージをしておられる方に
コンタクトをとっていただきました。

先述した
タッチケア支援センター代表の
中川れい子さんにお世話になり
サンフランシスコの病院で
オンコロジーマッサージをされている
キャロリン・ターグ女史を紹介していただき
エサレン研究所からの帰国を延ばし
個人レッスンをお願いしたのです。

キャロリン女史がされている
ホスピタル・ベイスド・マッサージ
Hospital based massage(HBM)の実際は

老人療養施設やグループホームに入所
交通事故等で長期療養している
がん患者へのオンコロジーマッサージ
ALS
パーキンソン病
麻痺
頭部外傷
脊椎損傷
脳性まひ
緩和ケア
ホスピス
脳梗塞&心臓疾患等のリハビリ
グリーフ(悲嘆)ケア

など
多岐に渡ります。

リンパ浮腫の患者さんにも
結果的には効果が見られますが
あくまでも
HBMは浮腫を軽減するワークではなく
浮腫が悪化しないためのワークです。

実際にはエサレン®️マッサージも同様
浮腫は軽減されるケースが多いのですが
高齢者やがんでリンパ節を郭清された方
終末期の方への浮腫軽減マッサージには
リスクマネジメントが必要で
かなりの専門性が必要とされます。

マッサージを行う際は
むやみに浮腫を軽減しようとせずに
安全性を大切にすることを
心がける姿勢が大切であると
女史は強調して言われています。

キャロリン女史のご自宅で
実技と理論の勉強をしました。

医療器具を装着していると仮定して

やさしくジェントルタッチです。

同時通訳は
サンフランシスコ在住の現役看護師さんにお願いしました。

最後に

エサレン研究所からの追加の宿泊研修で
とても濃いタッチケアの学びでした。

長年
病院でHBMwoされているキャロリン女史は最後に
—がん病棟でのマッサージは、HMBの活動に適してる。

—不安・痛みや吐き気の軽減に効果が出やすい。
—病院日数が長引いたり
 再入院になったりすると
 支払い率が悪くなるので(アメリカの場合)
 病院は結果的に損をする。
 また
 患者の不安が減ることが
 顧客の満足度が高まることにつながり
 早期退院も期待できる。
と言われていました。

日本でも同じことが言えますね。

現在は
在院日数を一桁に減らしたくて
すぐに転院
在宅や施設にと必死ですが
肝心の受け皿は
医療体制が整っていません。

施設でも在宅でも
安心して療養ができるように
身体面だけではなく
心にもフォーカスする必要があります。

ボディ
マインド
スピリット
三位一体のエサレン®️ボディーワークは
2024年
水瓶座の時代になれば
日本では
きっと必要とされるものになると思います。

日本は
アメリカよりも
50年くらい遅れている。。。らしいので
そろそろ
エサレン®️ボディワークが
厚生労働省の認可できるメソッドになりますね。

エサレン®️ボディーワークは
着衣のままでも
病室や在宅のベッドでもできます。

実際に
訪問看護の利用者さまに
ご自宅のベッドでさせていただいていました。

取り入れてみたい事業所の関係者様
体験してみたいと思われる方は
ご連絡くださいね。

長い長いブログ
お読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です